ペットの世界で広がっている肥満の悩み。若いうちは食欲も旺盛で、ごはんをたくさん食べてくれます。おいしそうに食べる様子を見たり、「もっと食べたい」とアピールされると、私もうれしくなって、つい甘やかしてしまうことがありました。
ですが、適切な量の食事を与えることが、愛犬のためになることは間違いありません。特にシニアの場合、過食をしなくても肥満に陥ることがあるそうです。
歳を重ねると新陳代謝が低下して、その分栄養の必要量も低下します。ところが、犬によっては食欲だけは落ちないというケースも結構あるようなんですね。すると、使い切らないエネルギーや養分が脂肪として溜まってしまう。または、内臓機能も低下しているから、余分な脂肪などが吸収分解されずに、腸に溜まってしまう…。これがシニア犬にありがちな肥満のメカニズムです。
かといって、食事量を減らしてしまうのも間違い。
もともとの身体の機能を維持する栄養分は、シニアも若者も同じだけ必要なんです。これが足りなくなると、今度は筋肉自体が痩せてしまったり、骨がもろくなってしまい、別の病気を引きおこす原因にもなってしまいます。
では、どうすればいいのか。答えは簡単です。
この3つのバランスを考えることが大切です。
食事に関して言えば、食べ過ぎないように、食事は高タンパク、低カロリーのものを、少しずつ、何回かに分けてあげる。脂肪分も全部がダメなのではなく、動物性脂肪を控えめにしながら、中性脂肪やコレステロールを低下させる不飽和脂肪酸はきちんと摂りましょう。足りないビタミンやミネラルはサプリメントで補給してあげるのもいいですね。
そして、適度な運動も欠かさなければ、自然と体が活性化されて、新陳代謝も活発になっていきます。食事量と栄養、そして運動のバランスに気をつけてあげれば、自然と肥満が防止できるということです。